2010年5月31日月曜日

オルセー美術館展


 2010年5月26日ー8月16日迄 国立新美術館で開催されるこの「ポスト印象派」の作品115点を集めた今回の展覧会。
パリ・オルセー内の 印象派を中心にしたギャラリー改修作業中 此処に置かれていた作品をオーストラリアのキャンベル、東京、サンフランシスコの3都市で海外展を行うというもの。
それだけに 過去3回行われた「日本でのオルセー展」に比べ最大規模の作品数が見られる。
今回初来日の作品だけでも60点にのぼるとか。

 展示は モネの「日傘の女性」ドガの「階段を上がる踊子」等を含む第1章に始まり ボナールやド二等の10点からなる第10章迄に分けられ、時代と絵画変化の工程が非常に分かり易く部屋分けされている。

 日本でも多くの人が好む、セザンヌ、ロートレック、ゴッホ、ゴーギャン、そしてモネ等は作品数もかなり多い。
 又 非常に独自性の高いアンリ ルソーの大作2点「戦争」「蛇使いの女」は目を引く。

 いずれにしろ これだけ多くの作品が 系統立てた形で鑑賞できる今回のオルセー展。恐らく2度と日本では無いかもしれない。

 見る人にとり、其々の驚きや喜びを与えてくれる今回の分類展示。例えばあのセザンヌのセザンヌ派に 1917年のピカソの作品が入るとは、私には驚きであった。
又、同時に喜びや感動をくれたのは、オルセー美術館誕生前、何年にもわたり パリで少しでも時間が有ると必ず立ち寄り 静かな安らぎをもらったジュ・ドゥ・ポーム美術館の作品の多くがオルセーに移された為、昔ほど目にする機会が無くなっていた沢山の印象派作品と再び親しく出会えたこと。
此処に置かれていたドガもそうだが、モネについては「時間を追って光線の変わるルーアンに建つ大聖堂の何点もの作品」 そして1986年完全復元が大きく話題を呼んだジヴェル二ーの花と水連の庭、更にモネの集めた日本の「浮世絵」等。
これを楽しみに幾度足を運んだ事か・・・
 又、ゴッホについては オランダのゴッホ美術館で その収蔵作品を収めた厳重な庫から 彼自身が「色の参考にした毛糸玉」や キャンバスの裏側にまで絵具がじっとりと滲みだし 彼のタッチの強さを物語る作品など見せて頂いたこと・・・
 全ての作品への感動と 私の個人的想いが重なり合い 暫くはベンチから立ち上がれなかった。
 国立新美術館の 六本木という地の利もあり、恐らくこの先、幾度も見に出かける今回のオルセー美術館展である。

 ちなみに、ミュージアムピースはかなり充実し、沢山の品が並んでいる。
先ずは「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」と題された公式カタログ。厚い立派なカタログは何を置いても欲しいもの。
 その他の出版物として面白く、又大きく知識を与え、旅行ガイドにさえなりそうなのが 世界文化社「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」オフィシャルBOOKである。
「名画から紡がれた小説と印象派巨匠のアトリエ紀行 辻仁成流・絵画鑑賞術」。
諸々の絵ハガキその他のグッヅはともかく、この2冊を手元に置き じっくりと読めばこの展覧会を何十倍も楽しめると言うもの。

 二度と無いこの素晴らしい機会をくれた主催の国立新美術館、オルセー美術館、日本経済新聞社に敬意と感謝を捧げつつ、より多くの方々に楽しんで頂きたいと思うこの展覧会である。

2010年5月27日木曜日

ブルーベリー ドリンク

 「ブル-ベリーは目に良い」。誰もが良く知っている上、多くの健康食品・サプリメントにも見られる。特に 現代の生活に欠かせないIT関連器具を 連日長時間、パソコンに向かうだけで無く、携帯に「アイパッド」等 読書にさえ これが大きな位置を占めるとなれば・・・多くの人が「目についての疲れ、不安感」を持つのは当然のこと。
特に 私は若い時に出会った事故のせいもあり、「目についての不安」は絶大。
 そんな時 紹介されたのが那須高原にある「ジャム工房 ベリー」の作る この「ブルーベリー ドリンク剤」。
何と 生ブル-ベリー1㎏からたったの5本強しか作れないという。純粋無添加。一本に 注目の健康成分アントシアニンが25mmlも入っていると言う。
飲んでみると 爽やかでほんのり酸味のある濃厚な味わい。どちらかと言うと「酸っぱいもの 苦手」の私にも 美味しく感じられる自然の味。
目下こうした純粋な形のドリンク剤は未だ市場には全くないのでは、と言われている。
 これを手掛ける「ジャム工房ベリー」は 20年ほど前から独自のブルーベリー農園を持ち、7月上旬―8月下旬には予約制で「ブルーベリー摘み取り」も受けていると言う。
又、「ジャム工房 ベリー」と呼ぶだけに 他のベリーにいちごやマーマレードにリンゴ等のジャム(これらが 何とも美味しい。正にやみつきになる。ほどよい甘さが最高!)から 希少な日本ミツバチの蜂蜜も季節限定で売っているとか。
 紹介して下さったのは、BSジャパンで長期間(土・日)放映している番組「ファッション通信」のナレーション担当の“超売れっ子ナレーター”真地勇志さん。
「那須に行くと度々寄るんですよ。とっても可愛いい良い店。そこがごく最近作りだしたのがこのドリンク」と2本下さった。

 ブログやメールに本の原稿・・・ともかく「目を酷使」している最近の私にとって 何とも嬉しい情報&プレゼントだった。
きっと 同じ思いをしていられる方は多い筈。改めて連絡先その他を御紹介する。
 ・ジャム工房 ベリー
  325-0301栃木県那須郡那須町湯本415
  TEL 0287-76-6139
  OPEN/AM10:00-PM5:OO(木曜定休)
  (ベリーの苗木も販売しています)
  ちなみに このドリンク剤は一本650円
  1注文15セットと6本セットを検討中とか。
「私も行ってみたいな」と愛らしいお店の写真を眺めながら すがすがしい空気を想像し、ジャムとドリンクを楽しむこの頃。飲んだら直ぐに「効果が出る」と言えないのは当然だが 気分だけでも 大いに爽やかである。

2010年5月23日日曜日

BrunoMagliの靴

 大昔から「靴大好き」な私。日本でも外国でも 靴屋さんの前では覗かずにいられない。そんな私が長いこと愛用し 沢山買ってきたのがブルノマリの靴。
イタリーに出かけた時だけでなく、日本でも特約している「銀座かねまつ」で探すなど、このブランドへの愛着は格別かもしれない。何といっても イタリーの靴職人の技は「世界一」。その中でも古い歴史と伝統を誇るこのブランドだけに、「歩く」実用性と「ファッション」的な美しさを兼ね備え 私を虜にしてきた。

 この秋冬に向けた作品展示会が行われたこの5月。
「気品」と「自然」を基本コンセプトに、今の流れを取り入れながらも 力強く歩ける靴の数々をも見せた。現在のトレンド「超ハイヒール」。10センチを超えるヒールさえ珍しく無い今。少しでも歩きやすくする工夫として生まれたストーム(厚い靴底)を綺麗に隠す「インストーム」が美しくエレガント。加えて安定感の大きいプラットフォーム(船底型ともいう)がより実用的な低めから、ホッソリ作った高めの靴まで見られる。 素材はクロコ、スネーク、リザード等変化は多く、型押しや他の素材とのコンビネーションが美しい。
 色は「秋冬の自然から」。「岩」「空」「森」のカラー。
濃い茶にベージュ、岩のようなグレーの濃淡に黒、森の中のベリーやサフラン、そして緑・・・
 ヒールの先3センチほどを金属にする等、痛み防止やファッション性を加えたアイディアなど、絶えず進化するこのブランドの真価を見る思いである。

 それらの靴を大きく引き立てるのが「コーディネイトされたバッグ」。中でも レオパードのパンプス、ブーツとバッグは強く目を引く存在。
 
 勿論このブランドの素晴らしさは「女性専用」ではない。
しゃれた男性用には スタンダードなシティ感覚から 活動的なリッチスニーカータイプまで揃えている。

 ブルノマリの本社・工場のあるボローニャは イタリ―の重要物造り拠点の一つ。特に皮革関係については格別の土地である。
 取材の為 此の地に 一体幾度訪れたことか!
その都度 職人技や人々との交わりから受けた感動。そしてこの地ならではの料理の美味しさは忘れられない。

2010年5月20日木曜日

ジョルジォ アルマーニ

 ファッションの世界は気が早い。もう秋から冬へのコレクション発表終了・・・受注、生産の期間を考えるとどうしても作品発表の時期は早くなる。パリに先立って行われるのがミラノ コレクション。

 「帝王」と呼ばれるアルマーニは服・アクセサリーから居住空間の品々迄 10を超えるコレクションを手掛けている。
既に70代半ばという年齢とは無関係に エネルギッシュで 素晴らしい作品を常に見せてくれる。しかもクリエーターでありながら 経営者としても凄い実績と発展ぶり。レストランからホテル等 かなり以前から手掛けてきたのも彼。
私にとっては正に「知的なスーパー巨人」アルマーニ氏である。 
 今回は「ニューシック」「メトロポリタングラマー」「アップタウンガール」と名付けた3つのコレクションラインを発表。
全体として感じるのは「その原点を思わせながら、活動的。マスキュリンとフェミニンの微妙な組み合わせ」。
メンズ的なジャケットの一方で 流れるラインのドレスがみられ、ツイード素材と共に 透けるオーガンディーが使用されるなど。全てに「知とエネルギー溢れる活発な若さ、しなやかさ、エレガンス」を漂わせる。
カラーも彼らしいグレーやベージュ、黒など濃淡混ざり合い、そこにハッとする鮮やかな色が配されている。 素材面で私の目を引いたのは毛皮・・所がその大半が本当の毛皮ではなくシンセティック、人工である。チンチラありブロードテイルにフォックス風まで種類も多い上 何とも見事な出来。触っても本物そっくり、温かさも十二分。彼らしい「生物多様性保全」への意識と、イタリーの素材作りの成果だろうか。
 彼がホテルをあちこちに作っていることは広く知られているが、そこで使用されるアメニティーを見て感心した。シャンプー、リンスから果ては 綿棒に至るまで全てが「歴然アルマーニ テイスト」。彼の手に掛かると世界はすべてアルマーニ テイストになり シンプルでありながら「知的な美」と「心地よい安らぎ」を感じさせてくれるのかもしれない。
 
かつて幾度か彼のご自宅に伺い インタヴューした時の部屋、家具その他を改めて思い出す。
 加えて 私が忘れられないのは、来日コレクションを青山外苑絵画館前に巨大テントを張って見せた時の事。
故マイヤー日本社社長がショー直前に 大きな花束を私の席に持ってこられ「フィナーレ後にアルマーニ氏に渡して下さい」と置いて行かれた。気付けば 私の席は長い長いエプロンステージの先。
「アルマーニはショーの後 エプロンステージを歩く事をしない。 出た場所に立った後 すぐ引っ込むのが常。さあどうしよう!」
私の右側に座っていられたのは俳優の宍戸錠さん。「お願い、助けて頂けないかしら」と事情を話すと 「ヨッし!!」のお返事。
見事なコレクションのフィナーレが終わりかけた時、彼は花束と私の腕をグイッと掴むや、脱兎のごとく正面まで走った!
やっとたどり着くとアルマーニ氏は私の手を取りステージへと引き上げてくれ、無事に花を渡してハグ。ヤレヤレ・・・
ショー終了後 改めて宍戸さんを御紹介した事が思い出される。

 自宅のジムで毎日のトレーニングを欠かさないという彼。いつまでも「帝王の座」を保ち続ける事間違い無しと 今回も強く感じたコレクションであった。

2010年5月15日土曜日

政治ド素人の 参院選候補

 今や政界は 国の安全を揺るがす大問題をよそに 参院選候補の公認発表を各党が行っている。
その中に多くの運動選手や歌手などが注目を集めているのはご存じの通り。
中でも「ニコニコ顔の小沢サン」と並んで立候補を語る「ヤワラちゃん谷亮子さん」が目を引いた。
ママ選手ヤワラちゃんの立候補。われわれ国民の多くが感じたのは 彼女を説得した小沢サンへの反発感。
「日本国民を馬鹿にするのもいい加減に!!」という怒りである。
 「有名なら誰でもよい。必ず当選する」と考える小沢サン。
政治とは 全く無関係に何十年も過ごし、又オリンピックにも出るつもりでいる彼女。  そんな「ド素人の掛けもち」で務まるのが議員だろうか?

 「一人の議員に使われる国費(我々が払った税金)は一体いくらか」を知れば 誰もが「馬鹿にするな!!」感が更に強くなる筈。
・月に130万1千円の歳費(月給)に加え 約100万円の文書通信交通滞在費、更に歳費手当(ボーナス)。
総計すると年額約3400万円を超す。更に公設秘書の手当、運転手つきの車に事務経費等など・・・
 当選すれば議員頭数分の政党助成金(金額については1月23日アップしたこのブログで確かめて頂きたいが凄い金額である)が党に入る。勿論これとて我々が払った税金。

 ド素人政治家にこんな莫大な税金を使う等 トンデモナイ話。国のこれからをそんな人に任すほど日本国民を愚かだと見くびっているに違いない!!

 一方では保育園の待機児童が激増し、親たちは二人目の子供どころか、一人の子供さえ生むのを躊躇する現在の日本。
「少子化」「高齢化」と口では唱えつつ、しっかりした対策も立てず「ばらまき子供手当」を無責任に決めるだけ。
  無能な政治家は もう要らない!!

「鳩山サンのひどさ」に呆れる一方で 権力と金の独り占めに熱中する小沢サンが牛耳る「金主主義の民主党」。
彼の箪笥に眠る何億円(この大半は以前得た政党助成金や公共事業費の見返り礼金らしい)を「素人政治家育成費に当てる」と言うならまだしも・・
国の政治も安全も全く知らず、もし当選すれば小沢サンの言うなり子分になるだけの こうした候補者たち。

 国民としては この絶望感を どうすれば良いのか。
子供たちの顔を眺める度に 日本の10年先、20年先を想い 暗澹とした気持になるのは 私だけでは無いだろう。

2010年5月9日日曜日

「日焼け止め」

5月に入ると急に日差しの強さを感じ、紫外線が気になる。こうなると 絶対に欠かせないのが日焼け止め。
外出時だけでなく、家に居る時さえ ベランダや庭では照り返しの紫外線がかなり強いと聞く。

 今 私自身が愛用しているのは ロレアル社製の「日やけ止め用乳液 UVブロック グリーン」。メイクアップベースとしてグリーン、肌色、うす紫など肌の色調をコントロールする品が有る中で私自身の外出には 肌を白めに見せるグリーンを使用する事が多い。
 外出しない日に使うのは、アベンヌの敏感肌用に作られた「サンブロックEX50N」。
分かり易くする為、マジックで「日焼止」と容器に書いている。鏡台戸棚の中で直ぐ分る為の「私流」でいささか見苦しいが。

日焼け止め化粧品は かなりの種類が各社から売り出されているが、クリーム、乳液などその形態も様々。こうした事は もう皆様誰もがご存じの筈。

又日焼け止め効果の強さを示すSPF(UVブロック)50等の文字と一緒に +が2個とか3個付いている。日焼け止め効果の大きさを示しているマーク。

 その昔は「夏に魅力的な日焼け肌」と言われたものである。
ココ シャネル自身が活躍した時代から この考え方が広まり、やがて「ヴァカンスシーズンに 白い肌のままでいるのは恥ずかしい」とさえ考えられたもの。
7月に行われる「パリのオートクチュールコレクション」にご招待を受ける上顧客やジャーナリスト、バイヤー等が、競って「素足にサンダル」。「コレクションの為にヴァカンスから わざわざ戻ってきた」と言わぬばかりに日焼け肌を 誇らしげに露出する姿が溢れたものであった。
 今考えると かなり危険だった訳。
けれど当時、皮膚癌や老化促進の話など あまり聞かなかった事を考えると 研究が遅れていた事と 現代の空気汚染も影響するのだろうか。

いずれにしても、万全の備えでこの強い日差しから肌を守りたいものである。

2010年5月5日水曜日

映画「ブライト・スター」

「いちばん美しい恋の詩」
19世紀の英国文学を飾る詩人・ジョン キーツを主人公にした彼の「恋の物語」。
ジョン・キーツと言っても 日本では余り一般的な知名度は無いが、英国ではシェイクスピアと並ぶ偉大な文学者として広く知られている。シェイクスピアは沢山の物語を残したが「英語で韻を踏む詩」は英語を母国語としない我々日本人にとり 馴染み薄いのかもしれない。
大学で英米文学専攻だった私にとっても、名前だけは良く知るものの それ以上の存在ではなかった。
其のキーツが 何と25歳で夭折し これ程までに美しい恋をした人物であったとは!!!

先ず 私を虜にし 引き込んだのは画面の「これ以上は無い程の美しさ!」
全てのシーンが絵画そのもの。19世紀初頭の 深みと静かな優しさ溢れる風景。そして女性達の魅力には 目をそらす事が出来ない。
そこはロンドン郊外ハムステッド。広い芝生の庭を過ぎると木々の緑が茂る典型的自然を活かしたイングリッシュ ガーデン。
隣り合って立つ2軒続きの家。そこで22歳のキーツが出会ったのは隣に住む18歳のファニー・・・
ファニーは縫物が好きで 自分の服を自ら創る活発な少女。
シーンごとに変える彼女の装いも現代に通じる大きな魅力を持つが、其の母から他の女性達まで全てが 絵の中から抜け出た様にしっとりとクラシックな美しさを見せる。
数々の賞を受け、多くノミネートもされた美術監督兼デザイナーの力は大きい。

21歳で詩集を発表し詩壇デビュウしたキーツ。翌年出版された詩集が酷評される中、ファニーは彼の詩に感動し、二人の間に優しい想いが芽生えてゆく。けれど貧しさの中で作詞する彼は「自分はファニーの相手として相応しくない」と身を引くが、二人の想いはますます募るばかり。
再び出会う彼等。こんな時に生まれたのが題名として使われた詩 「輝く星よ」。
その中の一節。
「恋人の豊かな胸を枕にその柔らかなうねりを感じつつ目覚めよう
 甘き不安の中で静かに彼女の息使いを聴き
 永遠の生か恍惚の死を求めん」

弟を肺病で亡くしたキーツはやがて彼自身も同じ病に侵され、転地療法先のローマで 25歳と言うその短い一生を閉じた。
ファニーの愛を夢見、彼女もキーツを想い続けるこの恋。ここから生まれた多くの詩が 21世紀の現在に至るまで 沢山の人々の心を捉え続けている。
 現代の恋人達とは全く違うようでありながら、その想い 愛は同じ。多くの人々の胸を締め付け、其の心を奪う。
 恋人同士だけでなく 多くの人にこの「美しさ」と「清純な感動」を味わってもらいたいと思う。

公開:初夏、Bunkamuraル・シネマ。銀座テアトルシネマ、
新宿武蔵野館他にてロードショー
(C)2009apparition,All rights Reserved.

2010年5月2日日曜日

「景気回復か?」

 此のところファッションの世界は俄かに活気付いている。
「新店舗開店」や「リニュウアル オープン」「新作発表」。それに伴うリッチなパーティーの数々。
ファッション界だけでなく、カップヌードルに至るまで「ちょっと贅沢」が求められ始めた昨今とか。
消費が高まれば、お金が動き 経済が活性化する・・・今更言うまでも無く誰もが知る事実。嬉しい事である。

 私の周辺で見られた 幾つかの出来事を並べると、先ず「リッチなパーティーが多くなった事」。
此のブログでも御紹介した「ショーメ」のジョエル・ロブションでのパーティー。その翌週には 同じく時計宝飾界で名高い「ピアジェ」のパーティー「スイス ナイト」がマンダリン オリエンタル東京で行われた。
ピアジェ本社がスイスに在る為、この国の精緻な時計製造技術を更に印象付ける為か、スイス航空の協賛で行われ、この国からクラシックトリオの名演奏家を招き、ドアプライズ(くじ引き)にはスイス旅行&ピアジェ工房見学。名うてのシェフによるスイス料理が供されたのは言うまでも無い。 
 次の週には「TASAKI銀座本店」のリ二ュウアルオープン。
新装なったビルは広く高く。各階には伝統の真珠に加え あらゆる宝石が輝き、デザインの素晴らしさと、価格のリーズナブルな点が目を引いた。
私が大きく興味を感じたのはブライダルフロアー。高い壁のガラスケースの中にズラリと並ぶ 様々なティアラ。
ここで「エンゲージリング」を購入した人には 無料で此のティアラの貸し出しが行われると言う。素晴らしいアイディア!!
「秘密の別会場での宴」に 私は次のパーティーに急ぐため断念したが 何と秘密の場所とは 東京吉兆。しかも「人力車」での送迎。「日本のブランド」を強く印象付ける演出が憎い。何台もの人力車を横目に残念な想いで次へと向かった。
 六本木けやき坂にオープンしたイタリーのサルバトーレ フェラガモ店。パーティーは勿論グランドハイアットホテル。
 私が頂いた席はメインテーブルで 森ビルの森社長夫妻をはじめイタリー公使夫妻等など居られる。「TASAKIさんから急いで良かった」と改めて思った。
ここでも素晴らしい食事に続き“Jammin’Zeb”のヴォーカル・グループ(これが何とも良かった!)の演奏。

 この他、店オープン、ビルオープンは私が御知らせを頂いただけでもかなりの数になる。銀座三越2階「ラデュレ・カフェ」、ファストファッションの「フォーエヴァー21」、健康的な美を創るダイアナの「プロポーションギャラリー銀座」等など。
 これに新製品、新コレクション発表。ピアジェにブルガリ、ヴァン クリフ、バリー、アルマーニ、B.ヴェネタ、靴のB.マリ・・・
シーズンとは言いながら この活発さが嬉しく感じられる。

 中国的なバブルは望まないまでも 少しでも早い「不況脱出」を強く願いたいものである。

2010年5月1日土曜日

「ショーメ」放送日の変更  お知らせ!

先に書いた「ショーメ宝飾展」の頁に「静止画だけではとても  この感動を御伝えするのは不可能。
BSジャパン「ファッション通新」にて放送される「動きのある映像で御覧頂きたい」と書きました。
 所が、上った映像が余りにも素晴らしい為「もっと長い時間を!」と、放送日を翌週にのばす事になったのです。
 再度 記しますので ぜひ「驚き」「感動」を楽しんで下さい。
・「ファッション通信」 BSジャパン
  5月22日(土)23:00
 再放送 5月23日(日)11:00
「パリプレタポルテ コレクションパート4」と共に放送。

現在はミラノコレクションに続き、パリコレクションを放送して居ります。興味をお持ちの方は ぜひ御覧頂きたくお願い致します。