2012年7月26日木曜日

LV×草間弥生



目下、世界各地で 大きく注目されているのが、あの現代美術のアーティスト 水玉模様の連続作品で知られる草間弥生。

スペイン・マドリッドのレイナ・ソフィア、パリのポンピドー・センター、ロンドンのテートモダンからニューヨーク
のホイットニー美術館(930日まで)へと巡回している大規模な「草間弥生回顧展」。

 彼女の作品に強く惹かれ、意気投合したのが ルイ・ヴィトンのアーティスティック ディレクターの マーク・ジェイコブス。
そして生まれたのが 水玉模様で埋め尽くされた 「新 ルイ・ヴィトンと草間弥生の コラボ水玉柄製品」です。

 これまでも ルイ・ヴィトンは 多くのアーティストとの
コラボレーションが行われてきました。

日本人として 大きく人気を博した村上隆氏とのコラボレーションも 元はといえば、彼の展覧会作品に惹かれた マーク・ジェイコブスが 望んだものだった事は ご存知の方も多い筈。

 あの時の感動、コレクション発表直後の観客の興奮ぶり、そして村上氏をバックステージにお連れし マークと二人並べて インタヴューした時の思い出は 私にとって 今も忘れられないものです。

NYでの展覧会に合わせ th Av. ルイ・ヴィトン店の外観には 大きく広がる水玉ワールド装飾が施され、道行く人々を大いに楽しませたとの事。
写真はその模様です。

更にルイ・ヴィトン マルティエの会長兼CEO イヴ・
カルセル氏(私にとっても 大好きで素晴らしい方)とジョルディ・コンスタンス プレジデントに囲まれ ドット柄の車椅子に座る ご機嫌な草間弥生氏。

 常に「より大きな魅力」を追い求めるマーク・ジェイコブスの変わらぬ姿勢が 今回も世界に大きな波を生み出して行く事でしょう。

さて、 日本での発表パーティーが行われたのはこの720日。
銀座中央通り ユニクロ裏手のコムデギャルソン ドーヴァー ストリート マーケットで。

  ズラリとディスプレーされた草間弥生の水玉作品。(期間限定ストアと ドット柄ディスプレーは823日まで)。

正に彼女のドット柄と この地球から 太陽や月に星まで 全ての宇宙も銀座も 丸い形で覆われたかのような感覚を持たされた夜。

 今年、83歳になられると言う草間弥生さんは 「描いて描いて 又描いて、続けていたので足を悪くした・・」と車椅子で現れステージへ。

勿論 大小ドット柄のサングラス、ドレス、靴に 真赤なボブヘヤーというお姿。

 京都造形芸術大学・大学院長の浅田彰氏に依るインタヴューでは 話し始めると 止まらないエネルギーを発揮され
最後には強烈な調子で「戦争は絶対にいけない。私と一緒に反対してくれる人は手を挙げて!!」と人々に呼びかけられる等 丸い形の持つ意義を 強烈に植え込まれたのでした。

 きっと今回の LV×草間弥生も 世界に大きく広がり
平和の意識と楽しさ、明るさ、可愛さで大人気を呼ぶ事でしょう。

 どなたでも 今新宿・伊勢丹に行けば ウインドウから 店内にも広がる 水玉ワールドに浸ることができます。
写真は今の伊勢丹です。

 誰もが良く知るルイ・ヴィトンのバッグ他、全ての商品に
何の抵抗も感じさせる事無く すんなりと溶け込んでいる
ドット模様。
改めて 今回のコラボの大成功が 強く感じられました。




2012年7月11日水曜日

ビート たけし の「絵描き小僧展」



 「人気コメディアン・ビートたけし」、「世界的映画監督・北野武」・・・
様々な顔を持つ彼の とてつもなく楽しく 大がかりで 誰をもハッピーにさせる大展覧会が、9月2日まで行われています。
 場所は 西新宿の 東京オペラシティー アートギャラリー。

 展示されているのは、世界一の宝飾店として知られるカルティエ社のパリ「カルティエ現代美術財団」が その為に作られたスペースを使用して行い、パリの人々を熱狂させ 大人気を博した個展の凱旋昨品展。

この財団は1984年設立。企業メセナの先駆けともいえる存在で、これまで 数多くのアーティストの個展をおこなって来ました。

此処の展覧会の大きな特性は 「全作品が この個展の為に 特別制作された作品である」 と言う事。
これまで作品を見せたアーティストの顔触れは 非常に多く、日本人としても 杉本博、三宅一生、村上隆、横尾忠則等も含まれています。

 「より多くの人に現代美術と出会って欲しい」との 基本コンセプトの為、会期は 常にかなり長期間に亙っています。

 今回の「ビート タケシ キタノ 絵描き小僧展」日本凱旋公演も4月13日に始まり 9月2日まで 東京オペラシティー アートギャラリーで行われています。

 様々に評論や解説を行うより「ともかく見て欲しい!」
これが私の実感です。

大口開けてゲラゲラ笑いたくなるもの、にやり、クスッと笑う物から 深く感心する作品に 驚く作品・・・

 ともかく 子供から大人までが 思わず引き込まれてしまう「ニッポン味」と タケシさんの凄さを 改めて感じるのがこの個展。

絶対に嬉しくなること請け合い、きっと大きな幸せや 笑いをもらい 人生を考え直す人さえ現れるかもしれません。

・「Beat  Takeshi  Kitano 絵描き小僧展」
・2012・9・4迄 11時―19時(土日は20時、最終入場30分前)
・休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)8月5日
・入場料:大人1300円(1100円)大学・高校生1000円
(800円) 中小学生800円(600円)
()内は 前売り及び15名以上の団体。
・主催:フジテレビジョン
カルティエ現代美術財団
    東京オペラシティー文化財団
・特別協賛:日本生命保険相互会社
・協力:オフィス北野、ピア
・お問い合わせ:03-577-8600
http://www.btk2012.jp

又とないこのチャンス。夏休みに入った方々も含め、「絶対に大きな 楽しさを呉れるこの展覧会」を是非見て下さい!!!
 
写真 ©Office Kitano Inc.