2011年9月21日水曜日

「開店ラッシュのファッション界」その5

・イヴ サンローラン (9月2日 表参道ヒルズ)
  この店の デザイン・コンセプトは「オピウム」。
1977年 サンローラン自身が命名し 世を騒がせ、人気を集めた香水「オピウム」。

 漆で一色に塗った壁面に ゴールド金具で メリハリをつけた店内は クリエイティヴ ディレクターのステファノ・ピラーティーに依る「オピウム」のイメージ表現。

 メンズ、レディス、小物アクセサリー等 ゆったりした空間に 飾られています。

 私自身にとっては、様々なシーンで出会った 在りし日のムッシュ サンローランの姿を 想い起こしながら眺めたこの店でした。


・ ロロ・ピアーナ (9月9日 銀座並木通り、サン・モトヤマ)

  世界一のカシミヤで知られる ロロ・ピアーナ銀座店は「オープン10周年記念」レセプション。

 銀座で最も早くから 輸入品を扱う高級店として名高いサン・モトヤマ。

 茂登山会長が いち早くグッチを日本に輸入したエピソードは ファッション関係者だけでなく、広く知られるもの。

 此の日もロロ・ピアーナ ジャパンの山縣社長と共に、姿を見せていられた茂登山氏。
 今年11月には90歳の誕生日を迎えられるとは とても思えぬ御元気さで 集まった人々と談笑し続けていられました。

 「本物だけが持つ 時代を超えた 見事な味わい!」

 素晴らしいカシミヤ類のメンズ、レディスのニット、又ショールにマフラー等の小物。
  その素晴らしさに 改めてうっとり!!


・ランセル(9月9日 銀座3丁目店)

 跳ね上がった髭で知られる 天才画家・ダリが 愛妻ガラの為に創り出した「愛の文字・ダリグラム」を象ったバッグの発表を兼ねて行われたのが この店のオープン。

 ダリの狂わんばかりの 愛のエピソードと 彼の成し遂げた多くの仕事(著作、脚本、建築、舞台装置にバレー創作・・・)を知れば、此の「ダリグラム」バッグを手にする事で 不思議なパワーと 幸せを持てると言うもの。

 素材・デザイン共に良く考えられた 魅力溢れるランセルのバッグ類です。

「開店ラッシュのファッション界」その4

・バリー銀座店オープン(8月24日、銀座8-8-5)に始まった開店ラッシュ。

スイスの名門バリ-では、本国から来日した CEOに デザイナーまでも 顔を揃えるという 力の入れよう。
中央通りが 益々銀座らしい華やぎを持ったと言えそう。

 その他 私自身は行けなかったものの、数えきれないほど続く。

・Salon de TiTi が青山通りから入ってすぐの神宮前5丁目にオープン。9月9日。

・SACAIの南青山店は9月10日にオープン

・GUCCI新宿リニューアルが 9月17日

・Heliopole 表参道店が 9月21日オープン

・福岡では ルイ・ヴィトンのオープンが 9月3日


 「買うのは 復興に繋がる事。日本経済活発化への道」と思えば 皆様にも 自分なりの お買い物をして頂きたいものです。

 更に詳しくは「その5」でご覧ください。

2011年9月18日日曜日

「店オープンラッシュのファッション界」その3

・Georg Jensen ジョージ ジェンセン

デンマーク最高の 老舗銀器の ジョージ ジェンセンが日本橋室町の YUITO 1-2階に 銀器、アクセサリーから 北欧らしい 新鮮なモダンさを備えたインテリア製品までを揃えた 大きなお店を 9月6日にオープン。 

 今 再び大注目される日本橋三越近辺。
此処に出来た新ビルYUITOは 地下鉄直結の 便利さもあり 注目の地です。

 ジョージ ジェンセンの2011秋冬のメインテーマは 「スカンジナビアン ラグジュアリー」。

 ジュエリーは アメシスト、ブラックアゲート他を用い 銀の輝きと共に 幅広く楽しめるデザイン。
銀だけでなく ホワイト、イエロー、ピンクなど3色のゴールドを自由に組み合わせたイヤリング、ペンダントにリング等。パヴェダイヤモンドを散らした品は 使い易くて魅力的。


アクセサリーから 男女向け腕時計、更にはハンドバッグまで。

勿論 このブランドならではの水差し、カトラリー、ボウル等 テーブルウエアーの マスターピースを見逃すわけには行きません。

それらは銀製品としてだけでなく、現代の日常使いに便利なステンレスでも作られています。


これら 過去の巨匠たちの作品は 現代でも 全く新しいモダンな味わいで 直ぐにも使いたいものばかり。

面白いのは 冬の寒い此の国ならではの クリスマスの贅沢さ。
トリーを飾るオーナメントを 毎年G.ジェンセンで買い足して飾る
とか。雪、ランタン、小さな家にキャンドル型など(巨匠のデザインも含む)、何とも心ときめく 愛らしいオーナメントでトリーを飾るこの習慣。これらオーナメントは 千円台から三千円台です。
家の中の心地よさを求める 此の国ならではの家具類も並んだ 広い店内。 改めて 本当の「豊かさ」や「ラグジュアリー」の在り方を 示していると言えそう。

 ちなみに 此の日、お目に掛かった大使は 「デンマークの若いファッション デザイナー達を ぜひ日本に紹介したい」と云って居られました。

2011年9月15日木曜日

「店オープンラッシュのファッション界」 その2


 ともかく、多いこの秋の ファッション関連店のオープン。連日2店、3店と続くのも珍しくない有様です。

 先ずは 私が最も 高く評価した店を御紹介しましょう。

・「ヴィア バス ストップ ミュージアム」 
9月2日 渋谷区猿楽町28-14 (リニューアルオープン)

 代官山にある オンワードの「ヴィア バス ストップ」が 大々的に生まれ変わりました。

 広い店内は地下を含む3フロアー。
1階  レディスの服&アクセサリーなど小物一切
2階  メンズ用の服その他一切
地下 バーカウンターも備え、男女を問わず リラックスしたムードの中で 試し 楽しみ 選べる広い空間。

 まるで 自分の部屋に欲しい物・楽しみたいもの 全てが此処にある感じ。

本にキャンドル、クッションにマニキュア、ギフト用品も沢山に・・・
「1日中 此処に居たくなる」。  全ての品々が 此処に揃い、ゆっくり 楽しい気分をくれます。

 こんな良い気分を 納得出来るのは この店の基本コンセプト。
    ART×RELAX×GIFT

 オンワードの「ヴィア バス ストップ」とあって この会社の懐の大きさが改めて頷けると言うもの。
 オンワード会長 広内武氏は 「彼がどうしてもと 言い続けてきたのがこれなんですョ」とかなり嬉しそうに云われました。
 「彼」とは ヴィア バス ストップ社長の奥田彰氏のこと。

奥田氏は何十年もの間 広く世界中を良く知り 早くからパリにも店を出す等 様々な経験を積み上げて来られた 非常に優秀かつ パワフルな方。
 これぞ正に 男女・年代を超えた多くの人々が好み、楽しむ場。

 今年の 沢山のオープン店の中で 「一押し」と言えるのが この代官山の「ヴィア バス ストップ」でしょう。

2011年9月8日木曜日

エルメスのドキュメンタリー映画

 あの フランスのエルメス製品に熱中される 多くの方々。
其の素晴らしさを 良く御存じの上、とは思いますが、更に真実の
価値を理解する為に、どうしても御覧頂きたいのが このドキュメンタリー映画 「Hearts & Crafts」です。

 此の作品に関しては 次に出る雑誌「家庭画報・11月号」に 私の実感や 此の映画を観た感動など インタヴューして頂きましたので、詳しくはそちらを お読み下さいませ。

 此の映画 「Hesrts & Crafts」 を始め 何本もの作品が 銀座・エルメス10階にて  9月30日より 入場無料で 一般公開されます。

但し 申し込み開始が  9月9日  と迫って居ます上、満席になり次第 締め切られます。

その為、一刻でも早くと お知らせ致します。

 ともかく 深い感動を受けるエルメスの在り方、製品を創る職人さん達の姿勢や考え等ナド。
 美しい画像と音楽でじっくりと御覧いただきたい為、簡単ですが今、大急ぎで ご紹介する次第です。

 詳細は下記にてご覧ください。

http://www.art-it.asia/u/maisonhermes


「現代(いま)に生きるアルチザン」と云う今年の エルメスのテーマが 深い感動と共に胸を打ち、理解出来る この作品。
 
 エルメスの名を 軽く口に出す前に ぜひとも御覧くださる事を心より 願って居ります。              大内順子

2011年9月4日日曜日

被災遺児達を迎えたニュージーランドその後

・6月のチャリティーパーティー、オークションその他で集めた義援金で 日本から被災遺児達(中高生30名、大学生20名)が平和なニュージーランドに招かれた事。
 このブログにも書きましたが、TBSニュースでも取り上げられ、首相自らパーティーで迎えて下さった事が 報道された為、既に御存じの方もある筈。

 「何故、私は こんな悲しい想いをせねばならないのか」と 沈んだ気持ちで居た一女子高校生が ホームステイ先の家族愛に包まれ、「全く他人の私を これ程迄に優しく 愛し 接してくれるのはなぜだろう。 将来 私も悲しんでいる人の役に立ちたい!」と語った事。
 迎えてくれた首相に 思わず抱きつき 固くハグしたのを 首相は多くの子供たちに 強いハグで返した等、感動的な話が 沢山伝えられてきました。


NZのテレビニュースの映像はここをクリックして下さい。

  一方東京。 イアン・ケネディー大使&節子夫人が 6月のパーティーに出品されたオークションの一つ、「大使夫妻と東京のNZ大使館で 一卓 18名(大使夫妻を含む)でディナーを頂く会」を 何万円かで 競り落としたのは 私も愛飲する「NZの大麦若葉を使用し コラーゲンを加えた青汁」を創る 健康美人フォーラム社・社長の瀬木康夫氏。



 此の趣旨に賛同し、5千円づつ支払った16名と共に楽しいディナーが 催されたのは9月1日夜でした。



東京在住の人だけでなく 神戸からも、金沢からも此の日の為に集まった16名。

 「再生のシンボルであり、青汁の色でもある緑を自分流に身につける」ドレスコードのもとで 会は行われました。
 パーティに集まった人々全員です。





 大使も「毎日 日本語を勉強して居られる」上、日本女性の節子夫人が 楽しく盛り上げて下さった此の夜。

 食材は もちろん全てNZ製。 野菜の美味しさも さる事ながら、今や大人気なのがNZ牛肉。その安全性と 広い自然の中で自由に 牧場の草を食べて育つ牛の肉とあって 大使館でさえ「入手困難」の 美味しい牛肉。


 加えて美味しさ、香り等、人気 ますます上昇の NZワイン。更には此の国ならではの特別デザート等など。

 お食事の美味しさも大切ですが、其れ以上に感動したのは 大使夫妻をはじめとする全員の会話。そして参加者が御支払いした全額を 再度 NZへと寄付された瀬木氏。
 「頂いた此のお金は クライストチャーチの地震で亡くなった 日本の方達の為の追悼碑を建てる費用の 一部にします」と 云われた イアン大使のお言葉。

 写真はお話しされる大使。その右が 節子夫人。

 さて、9日から始まるラグビー ワールドカップ。ラグビーと云えば 誰もが知って居るNZチームの強さ。
 この為か、帰国されるにあたり 「私たちは 政府に努める公僕だから 飛行機はエコノミー クラスなんですよ」と さりげなく云われた節子夫人のお言葉。

  度々の往復に依るポイントで グレードアップされると思うものの、平然とファーストやグリーン車に乗る 日本の議員達や上層公務員を想い、改めて ニュージーランドと云う国の素晴らしさに 大きく、大きく感動した此の夜でした。