2012年1月31日火曜日

震災支援の広がり 続々と

 あの大震災から 早1年近くなろうという今、まだまだ
「復興には 程遠い」実際。
被災された方々は 「1年過ぎると 忘れられてしまうのでは・・」と心配されている と聞きます。
 
 日本人だけでなく 世界の人々も 決して忘れません。
完全復興が為されるまで 見守り 支援を 続けてまいります。

 その証に 様々な復興支援の関連ニュースが 私の許にも 次々と寄せられています。

「仏高級宝飾店・”ブシュロン”でも義損金継続決定!!」

パリのグランサンク(最も偉大な5つの宝飾ブランド)の一つ “ブシュロン”では 大人気のリング「マ プルミエール キャトル」と呼ぶ 4色のダイヤ等の宝石を横に並べた指輪。その新製品の売り上げから 新たに又、1年間 義損金を贈り続ける事を決定しました。 

・「南三陸に桜の木を 3000本 植えよう!!」

 これはファッションの世界で 長年 インターナショナルに活動をされてきた加賀美由加里さん(現・英国DORMEUIL社日本代表)が 立ち上げられた運動の一環として計画しているもの。
彼女が立ち上げた組織「LOOMLove  of  our  Motherland (故郷への愛)
間もなく正式ホームページも完成し 活動も活発化するでしょう。
其の時には詳しくご報告しますが、この「桜の植樹」には 私も大いに共感しております。
 今は LOOM NIPPON で検索するなど 様々な活動にも ぜひご協力下さい。

・「ハート ブリッジのオークション」

今回 最後にご紹介したいのは、「自分が大事に思う 素敵な品を提出し、それを NETオークションに掛け、売り上げを 義損金にしよう」という運動「ハート ブリッジ」。

主宰されるのは ファッションも含む全てのアート関連のプロデュース、ディレクションを行う会社・GALA-group
 ここのCEO斎藤祐一郎氏とは 長い長いお付き合いの私。
今回の「ハート・ブリッジ」に関しても 大いに賛同し、参加させて頂きました。
 
私が出品したのは、以下の品々。
・カルティエのシルクストール
・グッチの書類ケース
・エルメスのスカーフ
・ルイ・ヴィトンのペンダント型小ケース。
ルイ・ヴィトンの品以外は全て新品。使うのを楽しみに 大切にしていた品です。

 「被災された方々を想う気持ち」を持っ皆さま。
どうぞ 私の出品物と限らず、 多くの方が出品されるこのオークションに参加して下さい!!
時期は2月に入ってからの予定とか
http://hearts-bridge.jp/oneshot/2012/01/cartier.html


新しい 追加です
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/151720494

私の品については
http://hearts-bridge.jp/oneshot/2012/01/comming-soon-1.htm

 私の願いは この震災で 親を亡くした子供たちを10年間 支え続ける団体「桃栗育英会」への寄付。
 皆様のご参加を ぜひとも お願い致します。

震災支援活動はまだまだ続き 広がっています。出来るだけこのブログでもご紹介して行きたいと思って居ります。

2012年1月28日土曜日

世界一の リボンメーカー”木馬”


  
リボンを 単なる「髪飾り」としか 考えない人も いられましょう。
それは とんでもない話。

 用途は 非常に広く、洋服から靴、バッグその他 様々に使用されています。
時には 世界が注目するトップデザイナーにとり、服の最重要デザイン・モチーフにさえ 使われているのがリボンなのです。

昔から何百年にも亙り 高級リボンはフランスかイタリー製 と決まっていたものです。
 所が現在は 日本のリボンメーカー「木馬」が 「世界一」の座を維持しています。

 東京・蔵前にある「木馬」の店。リボン専門店と コード、ブレードなどを揃える店の二つが直ぐ傍に並んでいます。

 手芸ブームと言われる現在、あらゆる種類の色・素材変化に対応した 信じがたいほど 多種多様な品を揃えた店内には 素人女性客の姿も見かけますが、 外国からわざわざこの店での買い付けの為に 来日する「プロの客」も多い事
を知る人は 少ないでしょう。

 誰もが良く知るシャネルやルイ・ヴィトン・・・、フランスやアメリカのトップ ブランドの人々が 其の製品製作の為、わざわざ来日するのは この店にとって 決して珍しい事ではないとか。

 「木馬」はパリにも ニューヨークにも お店を持っています。けれど在庫の豊富さを考える時、担当者たちは1-2泊予定で 来日し、買い付けを するのでしょう。


 想い出すのは もう20年余りも 昔の事です。
娘の彩は 大学卒業後、1年間 文化服装学院の特別科に通い、誘われるままに 雑誌その他にファッションについて書く「コラムニスト」になりました。
 けれど「もっとファッションを知り 服創りの内部も知りたい」と パリでスタージュ(無料で働かせてもらいながら、学ぶシステム)を希望し、 親しくしていた「バレンシアガ社」に通っていた頃の事。
「今日は お使いで 「木馬」にリボンを買いに行ってきたの」と 幾度か話していました。

当時でさえ 「木馬」の製品は 本場パリの品を抑えて 多くのデザイナー達が選ぶ 重要なリボンになっていた事は コレクションの裏側を ある程度知っているつもりの私にとってさえ 嬉しい驚きでした。

 
 あの当時から更に進化を続けた「木馬」。

弟さん・渡辺啓史氏を社長に、 御自身はマネ―ジング&アーティスティック ディレクターとして、様々な分野を担当されるのは 先代社長の お志を受け継がれるお嬢さん・渡辺敬子さん。
物静かな女らしさの中に 熱い情熱を感じさせる女性です。


 ファッション界で 素晴らしい活躍をなさるデザイナーは大きな注目を 集める存在ですが、 一方、無くてはならない 非常に大切なもの。それが素材です。

この分野での 日本の存在とその力の絶大さを 知る人は意外と少ないのが事実かもしれません。
 デニムを始め化学繊維等、 実に多様な「味わい」や「機能」を生み出す 日本の繊維、布地の凄さ。
加えて 最高の美とエレガンスを見せるリボン等、 日本製品への評価は 世界のファッション界でも 驚くほどに大きなものです。

  日本女性らしく、優しくもの静か。それでいて しっかりと行動される 情熱的な 「木馬」の渡辺敬子さん。

決して外面の強さだけが 本当のパワー、素晴らしさではない事を 改めて再確認し 大きな「歓び」を感じる私です。

 ちなみに 下記が「木馬」東京店のアドレスです。
111-8518 東京都台東区蔵前4-16-8
TEL 03-3864-1408
FAX 03-3864-4201

2012年1月23日月曜日

「ニュージーランドへの旅」  4 政治の良さ



ニュージーランドは日本と同じ 島国です。

その広さは、日本の本州、九州、四国、北海道から 北海道分だけを差し引いた面積と ほぼ同じとか。
人口は 北島、南島と呼ぶ 二つの島に、日本の四国分の人口が住んでいる と考えれば 理解しやすい様です。

当然 一人あたりの専有面積は ゆったりしています。
けれど、この国の住み易さは 単に人口が少ないからという理由だけでは無く、「政治の良さ」に有るようです。

・NETで「世界腐敗認識指数」を検索してみると 政治の良さが 改めて認識出来ます。

 この指数は「公務員、政治家がどの位 腐敗しているか。その度合いを国際比較し 国別ランキングしたもの。
 世界180カ国を対象に 10の機関が調査した 13種類のアンケートの報告書を統計処理して作成されます。

指数CPIは「最も清潔を表す10」から 「最も腐敗している0」の範囲で採点され、トランス ペアレンシー インターナショナル(TI)が1995年以降 毎年発表しています。

これに依ると 2003年以後、毎年 世界第1位の「清潔度」を保持し続けているのが ニュージーランド。

 2011年度の結果を見ると、NZ1位に続き、2位デンマーク、フィンランド等、北欧の国が続き、日本は2009年に17位だったのが、2011年度は14位と 政治、公務員の清潔度は 僅かでも上昇。これだけで「自民より民主が良い」と言い切ることは出来ませんが・・

 その他、ドイツが日本と並んで14位、イギリス16位。
アジアではシンガポールが 日本よりはるか上の5位、香港12位、韓国43位、中国75位。
そしてロシア143位、最下位・182位は北朝鮮とソマリア。

 NZに住む娘がしばしば口にするのは 「税金は決して安くはない。
でも 十分納得できる使い方をしてくれるから、文句はない」という言葉。
 出産から教育その他、毎日の生活の中で感じる税金の使途に「安
心と納得感」を持てる事こそ 国民にとっては 何より大切。

 どこに消えたか不明な税金、愚かさに怒りを感じる大臣や政治家、
己が利益を最優先させ、天下り先を確保する官僚たち・・

 「他の多くの国よりCPIが上」でも NZの住み易さや 政治への信頼性を見た私にとり、日本の政治家、官僚への「不信感」は増すばかり。

本当に困ったものです。

 

 


                              

2012年1月21日土曜日

ニュージーランドへの旅 3 小旅行・ロッジ

この国には「ロッジ」と呼ばれる宿泊施設が 全国に存在します。
ごく家族的な小型のものから、ヘリポートも備えた高価なものまで
あらゆるところに存在するこの施設。
 旅館と民宿を併せた親しさと、立派なホテルの心地よさの両方を備えたもの、とでも言いましょうか。

 今回の滞在中にも 家族全員で ロッジに1泊の 小旅行に出かけました。
以前 出掛けて 私が大層気に入ったマタカナと呼ばれるエリアを指定した為、娘が選んだのは オークランド市から 北へ車で45分、このマタカナにある“The Ridge と言うロッジ。 
 前の時には 海沿いの路を通った為、景色が素晴らしくて 大感動したのが思い出されます。
今回は、高速道路が 新たに出来たと言うので そちらを使用。所が、広い道路は全くガラガラ。他の車には めったに会わない程。
アッと言う間に目的の町に着いてしまいました。
 海沿いの無料道路が 景色的には はるかに良い為 余程の急用で無い限り、通る車も少ないのでしょう。
 途中に眺める 数々の牧場も はるか離れている為、全体が眺められるものの その広さに驚かされます。 馬、牛、時々この国のシンボル・羊の姿も。只、あまりにも牧場が広い為 動物達が片隅にかたまっているみたい。
これだけ広い土地なら、牧草を食べつくす事など起こり得ないでしょう。
 「限られた土地で飼う為、特別の薬物を混入した餌で 急激に肥らせる必要がない為 NZ牛の人気が高い」と聞いた話が 納得されます。

 ロッジに到着する前に、昼食。この地方のレストランをいくつかの覗いてみました。
 ホリデーシーズンの為か どこも 結構な賑わいです。
結局 入ったのは かなり大きく、素朴なイメージで 目の前に広い芝生スペースを備えた店。
混んでいる割に 対応は良く 注文品は直ぐに並べられました。
 私がオーダーしたのは チーズを活かした サーモン、野菜等をミックス使用した料理。
見かけは 決してエレガントとは言えませんが これがとてもおいしい!!  私には 量が多すぎるものの、いつも以上の食欲で頂きました。
 娘の説明によると、ここはNZでも有名な チーズメーカー直営のレストランとか。後日 スーパーで「これも、これも この間のレストランと同じ会社の製品よ」と見せられたのでした。

 今回は子供達もいる為、ワイナリーの「ワインの試飲」場所は 横目で 幾つも眺めながら通り過ぎ 目的のロッジへ。

 The Ridgeは 小高い丘の上。遥か下方、幾つもの山の彼方に海。
海に向かって3つの部屋が並び、その先に2階建ての部分という建物。
 車を止めているとロッジオーナーのマダムと犬が出迎えてくれました。
 私用、子供二人用、娘夫婦用と 3部屋を予約した今回。客室が3部屋しかないこのロッジを貸し切りです。
部屋内は 入ってすぐの左手に 洋服のハンガーラックと荷物置き場、次にゆったりしたバスルーム。
二つのベッドに 片側は長いデスク。シンプルで、快い温もりを感じる 心地良げなインテリアです。
部屋の正面下方には 斜面に林や牧草地が見え、其の遥か先に海が。  なだらかな斜面の一部に カラフルな花畑。 
広い空と緑と海。見晴らしは抜群です。
 3部屋の先には 暖炉を備えたゆったりしたサロン、その奥がダイニングルームと続きます。

 子供達は 犬のチャーリーとボール投げに熱中。
ワンちゃんも 遊びたくて 吠えながら けしかけるなど 大喜び。
ボールを投げると 取りに行って帰ってくるものの、ボールは咥えたまま。時々放して 取り合いしてみたり・・
 私達はサロンでお茶。 歓迎の一杯です。この屋の御主人も現れ おしゃべりで くつろぐひと時。
 外は陽が照ると暑くなるのに 暫くすると曇って 小雨が降り出し 涼しくなったり。「この夏は気候がおかしい・・」と。
こうしたロッジは 「其々の部屋&サロンやダイニングルームは客が自由に使用出来、翌朝の食事が付く」のが普通のあり方。ディナーが付くところもあります。
 「引退したご夫婦が お料理好きな奥様と、人と接するのが好きな御主人の 趣味と実益を活かして経営している」ケースが 非常に多いようです。ここもまさに その一つでしよう。

 部屋には このエリアを最初に切り開いた人々の歴史を物語る小冊子や 夜の食事と 翌日の朝食のメニューも JUNKOと名前付きで置かれています。
 お夕食までのひと時、のんびりしながら 小冊子を読むと「このエリアに入植したのは1800年代のボヘミア・現在のチェコスロヴァキアの人々・・」当時の写真入りで書かれています。
 ニュージーランドが英国領であった事を考え 一瞬 不思議に思いましたが、こうして世界各国からの入植者が多かった為、現在も人種差別の無い事、気楽に引っ越しをする習慣等 無関係ではないかも・・と思いました。

さて夕食は 「アぺリチーフを7時頃から」とあったのでサロンに集まって またおしゃべり。
ご主人が 自慢のワインを開けるものの、近年 全く飲まない私と娘。飲むのは娘の夫・嗣ちゃんと この屋の御主人だけ。
子供達は 置かれているギターに触れたり、犬のチャーリーとふざけたり。
 早々に お食事が始まりました。予約時に 食事に関する好み その他も告げてある為、希望に沿ってマダムは 腕をふるったのでしょう。
自家製アスパラガススープと フォカッチャに始まり、ジンジャーアイスクリーム(私は初体験)で終わった食事はどれも満足なお味。
 ワインも 全てこのマタカナ地方のものとか。

数年前、私が かなりの呑み助だった頃 あちこちのNZワイナリーを回って楽しんだのを 思い出しました。
 当時 この国でも入手困難と言われた、最高のワインを創る弁護士さんを訪ね 小さなぶどう畑を見たり 工房を見学させてもらった事。其のワインがグランド ハイアット ホテルに かなりの高値で置かれていた事等を思い出し 飲まない今、「何か 大事な忘れものをした気分」です。

さて、町に出れば色々とある模様でしたが、結局 その夜は何処へも行かず のんびり。
 翌朝もゆっくり起きて、又、彼女製のパン2-3種、ジャムにアボカドの蜂蜜・・・自家製ヨーグルトや 搾りたてのオレンジジュースなど 全ては家族的な味の朝食。

 帰路は他のレストランに寄ったり、景色を眺めたり・・
ゆっくりできた2日間でしたが、家に帰っての娘の感想は。
「自然に囲まれた地方に行っても、以前ほど感激しないこの頃なの」。

それは当然。住宅街から引っ越し、今、彼らが住む家の周りは鬱蒼とした木々と この国のシンボル「シルバー ファーン」(裏が銀色のように白い 大きな葉のシダ)が茂る2400平米の庭。隣の家の屋根すら見えない広い林。林の中には細い散歩道、そして家の脇に日本庭園。
まさに自然を満喫している毎日です。
 改めて 丘や木々を眺めても、昔の家に住んでいた時のような感激が 無いのも当然というもの。

私への 「親孝行の為に 一家4人で付き合ってくれた」今回の小旅行でした。

2012年1月15日日曜日

「ニュージーランドへの旅」その2 「不動産を見る」

「不動産を見る」

ニュージーランドの北島・オークランドに住む娘一家を訪ねた今回。一つの目的(楽しみ?)は不動産を見て歩くことでした。

いつも不思議に感じるのは、この国に住む人々が、至極気楽に引っ越すこと。娘一家が 以前 住んでいたエリアは いわゆる高級住宅地。
それも、日本で言うなら 青山か麻布のすぐ近くに 湘南の自然を組み合わせたような場所。
このエリアに約10年程 住んでいた間に、私の知る限り 隣近の9割が 引っ越し 交替しました。
「一度 家を買ったなら一生住む」的な意識は殆どないのが この国の人々。家族構成や生活の変化と共に、7〜8年に一度は引っ越すのが当たり前。

 娘夫婦も 私に劣らず不動産を見るのは大好きとあって 馴染みの不動産屋さんに あちこち 案内してもらいました。

「見たい物件の条件」として私が出したのは
1 日本円で3千万位の小さいもの
2 7-8千万くらいのもの。
3 貸しやすい物件

仲良しの不動産屋さんは中年女性。 てきぱきと連絡をしたり。
回る順番を効率的に説明し 彼女の車でスタートしました。
先ず出かけたのは 娘一家が 前に住んでいたエリアの 小ぶりな家です。

「独身者用に 需要はとても多いところ」とのこと。
家の前にパーキング。サロンにベッドルームにバスルーム、キッチン。決して広くはないものの 東京なら十分なスペース。
表示法が「何平米」「何LDK 」と言わず「何ベッドルーム」と言いますので、正確な広さは覚えていませんが ここは「ワン ベッドルーム」。
 「なるほど、これで3千万レベルか、すぐ近くにスーパーも備えたショッピング・モールがあるし、おしゃれな海辺までは 歩いてすぐ。カジュアル気分で楽しめるレストランから 子供の遊び場や ウオーキングにピッタリな広い歩道も有るし・・」と納得。

不動産屋の彼女いわく・・「あなた達は本当にラッキーだったわ。あなた達が買った家、今では同じ価格で あの広さの庭を持つなんて 全く不可能よ」とのこと。
かつての家には表裏と脇にまで ゆったりした庭が有り、果物や花を楽しむスペースも 十分に有った事を考えます。

・7-8千万クラスで・・
このエリアを中心に 次々と回って感じたことは
庭がかなり狭くなったこと
 それに引き換え家の広さは 余り変わらず、ゆったり広く、2-3ベッドルームが当然。キッチンもきれいに使いやすい広さ、「トイレは1か所だけ」というのは皆無です。

天井は高く、部屋が広い為、家具の大きい事、大きい事。
中には、住人が居ない為、がらんとした所もありましたが、大半は良いイメージで しっかりと家具その他が整えられ 花さえ活けられています。
聞けば それ専門の家具レンタル業者が存在するとのこと、デザイン・センスも中々のものです。 
・7-8千万の所でさえ このエリアでは 決して広い庭は多くありません。
中には僅か外れた場所で 家の後ろにあるゴルフ場を借景として 広さを演出しているところさえありました。

あれこれかなりの数を見た結果の結論は「住の豊かさ」と同時にこのエリアでは この位の金額で「広い庭を持つことの大変さ」をつくづく実感した次第です。

このエリアだけが全てでない事は 当然です。
別のハイクラス エリアも様々あり、価格次第で 広い庭や プール付きも珍しいものではありません。
 現に 街に近い彼等のセカンドハウスは 2000平米の庭と プール、温室に 木陰を作る大木、車3台用のガレージも備えています。

半日以上かけ、沢山の家を眺めた興味深さは 十二分でした。
けれど 最後に娘夫婦の言った「今、家を買って 人に貸すのも、 銀行に預ける利息も あんまり変わりない」との言葉。 
この一言で 今回の大きなお楽しみは 終わりました。

2012年1月7日土曜日

ニュージーランドへの旅 その1花






その1 花一杯の国

南半球にあるニュージーランドは 地球で言えば 日本の反対側。気候も正反対です。
真冬の日本と違い、今は夏。今年は いつもより雨が多く、肌寒い日もあるほど。けれど雨の合間に陽が射すと 気温は一気に真夏日。
そのせいか、草も木もぐんぐん伸びて 花をいっぱいに 咲かせています。

街路樹としても、又、家の庭にも あちこちに 綺麗な花が目を引きますが 中でもクリスマス頃から 一斉に花をつけるとあって 目立つのが大小様々な木々に真っ赤な花を咲かせているポフツカワ。

濃い緑の葉に 深紅の花。この色調から「クリスマスのシンボル」と受け取られています。

・写真はかなりの大木と、10歳の孫、あっ君の描いたポプツカワの花です。 

面白いのは 木々の茂る道端にさえ 
沢山咲いているアジサイやアガパンサス。
日本では かなり「高価な花」と言われている 水色のアガパンサスが ここでは「単なる野の花、庭の花」。
この「美しい水色と繊細な花」や あじさいがどこにでも ざらに見かけるのは 花大好きな私に取り 何とも嬉しい事。
所で 日本庭園を持つ娘の家では、庭の水辺に 目下 菖蒲が満開。 

池にいる金魚は 特に餌をやらないのに、何年も 元気に群がっていました。
2本ある桜の木は とっくに花は終っていましたが、満開時はとても華やかだったとか。

この国の人々は、若い時からお金を貯め「先ず買うのは車、家。そして別荘と船」。これが常識だとか。

自然を愛し、生活をエンジョイするこの国を 象徴しているのが 風景の美しさであり、沢山の花々ではないか と感じる私です。