2011年3月20日日曜日

自衛隊、防衛庁の方々に感謝

 原発事故対処への素晴らしい使命感と その仕事ぶり!!

 今回の原発事故への対処を見守る国民にとり、正に「英雄」と呼びたいのが自衛隊と 東京消防庁の方々、更には東京電力及び其の協力会社の現場で働く人々です。

 文字どうり「命を賭けての仕事ぶり」。
何よりも 絶大な尊敬と 深い感謝を 捧げたいと思うのはきっと私だけではないでしょう。

 中でも自衛隊の方々。たった3時間の休養だけで 働き続けて居られるとか。
原発関係だけでなく、津波後の「がれきの処理」から、「被災民の救助」と様々な援助活動・・

 私だけの見方かもしれませんが、管首相は 何でもかでも 全て「自衛隊に命令すれば事が済む」とでも考えているかのように見えてなりません。
しかも、深い感謝やねぎらいの言葉も無しに 全て当然とでも思っているかのよう。
 これは北沢防衛相にしても同じこと。

 其々が家族もある身なのに、自分自身の危険も顧みず、ここまで働いて居られる事を 絶大な感謝と共に しっかりした形で評価すべきでしょう。

 改めて嘆かわしいのは 「強い指導力とヴィジョンのもと、適切な対処を迅速に 周到に実行する政治力」に乏しい現政府のこと。

 この国家的大危機にこそ 国民が安心して納得する力を見せて欲しい。このままでは、政治不信が増大するばかり と感じられてなりません。

 

2011年3月19日土曜日

大震災「災害支援金・物資 続々と」

 
 大震災への支援金、物資等が 自治体、会社や個人から続々と寄せられています。

 そんな中「さすが!!」と感激したのはユニクロからの 大きな支援。
会社トップの柳井氏は 個人として10億円、ファーストリテイリング関係各社と社員等から4億円。加えて全世界に展開するユニクロと関連の2200店に募金箱を置き、責任を以て日本に届けると。
 更に ヒートテック30万点、各種肌着、アウター、ジーンズ、タオル等 7億円分のユニクロ、ジーユー製品を寄贈。
 「さすが世界のユニクロ!」と感激し 大きく見直しました。

 勿論こうした支援活動はユニクロだけではありません。多くの自治体や企業、そして個人、更に諸外国からも。その大小を問わず様々な形で広がっています。

 自然災害の恐ろしさを 痛感する反面、人間ならではの「愛に満ちた行為」に 大きく感動し 「日本の再起」を確信する今です。

 自分の力は 例えごく小さなものでも 何か他の人の役に立つことが出来る。
自分の欲を満たすだけでなく、他の人々や、周り全ての生物 自然など 周囲を気使う心を この災害が大きく呼び起しているように思えてなりません。

2011年3月18日金曜日

「災害復興資金」問題

 
 東日本大震災で被災された 皆さまに 心からのお見舞いを申し上げます。
 そして1日でも早く元の生活に戻られる事を 切に切に 願って居ります。


 所で現在 政界で取り沙汰されているのはこの災害からの「復興費の財源問題」。
政府・民主党は子供手当(2,2兆円)、高速道路無料化(1千億円)、高校授業無料化(1千億円)、農業戸別所得補償制度(6千億円)等を当て、その不足分を「復興国債」で補う案が検討されているとの報道。

 阪神大震災の時でさえ、「3度の補正予算で計3兆3800億円が計上された」と
サンケイ新聞は報じて居ます。
 更に自民党の谷垣総裁は「時限増税を提案した」が管首相は「日本経済を更に悪化させかねないと否定的・・」と。

 この痛ましい災害を知り 「復興の為に」と多くの人々、日本だけでなく 沢山の外国人でさえ「日本への義捐金」を集めている今。
 「何とも物足りない」と感じるのは政治家達の動きです。
特に国会議員その他の政治家達。

 「自分達が受け取るものから これだけでも使って欲しい」と云う声が 今のところ 私には聞こえて来ません。

 ちなみに国会議員が受け取る歳費、文書交通費、運転手つきの車代、事務経費等 合計すると 年に4千万円弱にのぼるとか。
 加えて「政党助成金」なるものが 税金から支払われています。(共産党のみ助成金を取って居ない。他党の受取総額は年間300億円とか)

 こうした政治家達から「辞退する」「返金する」「少額でも復興費に充てて欲しい」との声が 全く聞こえて来ないのは 一体なぜでしょうか。
彼らにとり「余りにも少額」としか 感じないのか、不思議です。

 まして 災害地を地元とする小沢サン。彼のタンス預金から「この際 ぜひ役立てて」と 何100億か 差し出したなら、疑惑を超えて大きな支持も集まると言うのに。

 「何よりも被災された方々のお役に立ちたい と義捐金を差し出す私達を馬鹿にしているのではないか」と感じる私が おかしいのでしょうか。
 

2011年3月17日木曜日

東日本大震災

 
 被災者の皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

 今回の地震の酷さ、其れに続く大津波の怖ろしさ。そして原発事故の発生。
真冬に戻った寒さや雪の中、ストーブ、毛布や食料・水も足りずに過ごされる 多くの方々のお姿に 心締め付けられる想いです。
 
 義捐金を捧げた以外 何も出来ず ただTV、新聞を見続け、心配するだけの「自分の無力さ」を何とも申し訳無くてなりません。

 被災された皆さまが助け合いながら 苦痛を忍んでいられるお姿は感動そのもの。正に「日本人の素晴らしさ、凄さ」を見せて下さっています。

 多くの国の友人達からも それぞれの国での 今回の日本の災害報道で「暴動も略奪も無く、協力しながら助け合っている日本人の凄さ、道義心の素晴らしさが 大きく取り上げられている」とメールをもらいました。 

 私の周りでは 若い人々が改めて「こんな時こそ日本人の底力を見せねば」「今こそ武士道の素晴らしさを感じ 行動しよう」と言い合っているのを見ます。

 最悪事態をいかに乗り越えるか。戦後の苦難を乗り越え繁栄へと導いた「私達の親 その上の世代の力」を見習い 日本人ならではの力を発揮し この苦難を全員協力して乗り越え、更なる繁栄へと進んで行きたいもの。
 力の無い私でも きっと何かの役に立つことが出来るのではと 改めて 強く考えている今なのです。

2011年3月7日月曜日

パリ ファッション界の大事件

 ジョン ガリアーノ問題

 ジョン ガリアーノ。此の名を聞いて「誰?」と思われるのが 恐らく 殆どの方でしょう。
「この2月まではディオールのデザイナーだった人」と敢えて過去形で云いましょう。
それも 「絶大な拒否反応を世界中に呼び起こし、ディオール社から 解雇を言い渡された人物」と。 

 事件は此の2月24日 パリ プレタポルテ コレクションを前に起きました。
 彼ジョン ガリアーノはパリの カフェで酒に酔い 居合わせた二人の人と大喧嘩。その有様を「傍に居た人が 携帯で撮った」らしい映像がマスコミに流れ ジョンの発した「反ユダヤ的な言葉」に多くの人々が驚愕・反発したのです。

 ディオール社は直ちに「謹慎」を命じ、3月1日には「解雇」を発表しました。

 「I love Hitler !」(ヒットラーを愛している!)
 「お前たちは 毒ガスで殺された!」・・・
 報道によると こうした「反ユダヤ的暴言」「人種・宗教への差別的な言葉を発した」との事。
例え酔った上 とあっても 決して許されるべきものでないのは当然です。
 ジョンは翌日「心からの謝罪」を発表したものの、今や検察当局は起訴を決定。
世界中から「完全な抹殺状態」にいるのが 此のデザイナー ジョン ガリアーノなのです。

 英国人、1985年・ロンドン コレクションでデビュー。その後1995年 LVMH社に属する「ジヴァンシー」のデザイナーに抜擢され、96年には「ディオール」のデザイナーへと進む。その間 常に 大きな注目と絶賛を集める作品を発表し続けて来た。 

 私自身は 1985年のデビュウ前より ロンドンでも コレクション取材を続けて来た為 彼の「スーパーパンク」な作品も、パリで発表した故ムッシュ ディオール的なエレガンスも、そして ジヴァンシー、ディオールでの「驚きに満ちた 幅広い味わい」等など 数々の作品を見続けてきました。
 昨年7月には コレクション後のバックステージで ロンドン時代に呉れた彼の古い名刺を見せ、懐かしさに 笑い合ったもの。
作品的には此のところの不況で 大人し目になったとはいえ その才能は「天才」と呼べるものでした。
 今回の事件でその才能は 世界から消し去られようとしています。

 改めて思うのは このブログでも紹介したイヴ サンローラン。
彼が 年4回の作品発表のストレスに押しつぶされ、神経と健康を損ね「早い死」を招いた事。
 一見 まだ若く 溌剌と見えたジョンも「当時のサンローラン以上に 強烈な圧迫感で酒に溺れた」としか考えられません。

 ファッションのデザイナーはアーティストであると同時に ビジネス面での制約を持つ身。しかも、会社から雇われているとなれば、期限内に 素晴らしい作品を作りあげる「使命」を課せられています。
 その作品に対する「マスコミやバイヤー、顧客等、世界的に広がるほめ言葉や 優遇」の一方で背負う「生みの苦しみ」。

 ビジネス的な「数字に現れる成功と、ジャーナリストや自分自身も満足する創造性を備えた作品を期日迄に完成させる苦しみ」を乗り越えるのが 彼らの役割なのです。

 
 彼を知る多くの人々は「彼には人種・宗教的差別は皆無だったのに・・」と語っていますが さて裁判の結果はどうなるか。そしてディオールを背負う「次のデザイナーは誰になるのか」。
いずれ日本のマスコミでも報じられる事でしょう。


 

2011年3月4日金曜日

ゲランの新リップスティック


  「ルージュ オートマティック」

 春は直ぐ近くに来ています! 
「夏日の翌日は 真冬の寒さ」。不順な今年の気候ですが 梅は美しく開き、多くの花達も春を忘れてはいません。
 女性にとっても 花に劣らず 其の美しさを発揮する季節の到来です!!

そんな今、ゲラン社から新しい口紅が発表されました。

 ゲラン社の創業は1828年。ナポレオン3世の后妃・ウジェニーが ゲランの香水を大層好んだ事から ヨーロッパ中の王侯貴族の間に広まった歴史を持つ老舗。

 絶大な人気を誇る「ボル ド ニュイ」「ミツコ」「シャリマー」等 香水だけでも600種を数えると言うだけに 女性美への貢献度は絶大。
 香水だけでなく口紅についても初めて作ったのが1830年。其の歴史には
驚きます。 

 早くから 基礎化粧品他 あらゆるメーキャップ製品を広く手掛け 一方ではエステもスタートして来たゲラン社。 パリ・シャンゼリゼに構える店で 私自身が説明を受けたのは 未だエステが殆ど日本に紹介されて居ない頃の事でした。

 又、20世紀初頭に発表された香水「ミツコ」が 日本人女性・クーデンホフ ミツコ伯爵夫人をイメージして制作された神話が示す 「東洋女性への賛美」はゲラン社の歴史の一部といえましょう。

 さて今回の新製品 “ルージュ オートマティック”は片手だけで開き 直ぐに使える口紅。
写真の左端、容器上部の小さな四角部分を軽く押し下げると 上部のふたが開きリップスティックが自然に現れます。
片手で操作する此の軽やかさは 便利で何ともおしゃれ。
 所で驚いたのは ゲラン社がこのアイディアを 1936年に生み“ルージュ オートマティック”として発売していた事実です!! 同じアイディアを 更に進化させた今回なのです。
 もう一つの驚きは 「カラーの豊富さ」。
大きく4つに分類された其々には 微妙に異なる何色も作られています。
ベージュ6色、レッド6色、オレンジ4色、ピンク9色。
 加えて素敵な名前、香水と同名の「シャリマー」や、「バル ド メ(5月の舞踏会)」「ジャッキー」・・が付けられ、ムード満点。

 正に、誰もが 其の日の気分や装い、好みに合わせて自由に選び より魅力的な自分を楽しみ、満足できるリップスティックと言えましょう。

 4月27日発売に合わせて リップライナー(シャープナー付き)7色も展開されるとの事。

春の ワクワクする幸せ気分を「新しい口紅」で 大いにエンジョイして下さい!!