2010年8月16日月曜日

政治不信とこれから

 終戦65周年行事の陰で、「民主党の党首選挙」への動きが不安を掻き立てる。
「党首」イコール「日本の首相」であるから、我々国民にとり これは最重要問題。
所が顕著化される 各議員達の動きに「権力・金力への傾き」ばかり目立っている。
 「党利党略」と云う以上に 明白化される「私利私欲」至上主義。
金を中心に集まり、金が全てを動かすかに見える今の民主党議員達。口先だけは「国の為」「国民の為」と唱えているが、余りにも空しく響くこの言葉。
 裏で 全てを動かそうとする姿勢が強く見える小沢サンの存在。
 一度は引退表明をしながら 今や小沢とも手を組み 復帰への動きを確実化させる「口先だけの元首相・鳩山サン」。
 党内「反管」の動きに成す術もなく、時には「小沢へのすり寄り」さえ見せる管サン。
まるで密に集まる蜂の様に 金と権力至上主義に徹する小沢の周りを 右往左往する民主党議員達。

 日本の未来の在り方を 5年先、10年先、更には50年100年先迄のヴィジョンを しっかりと描き、「其れを達成すべく 身を捨てても 進もう」とする人材は居ないのだろうか?
決してそんな筈は無い。かならず志を抱く人材がいる筈。その人々を「私利私欲」化させる 悪いウイルス菌が国会と云う場には 生息している としか思えない現状。
 「議員数削減」「歳費の日割り化」さえ自己利益に反するとみるや 最終決定に至らないこの浅ましさ!まして「政党助成金撤廃」など云いだす議員は皆無。

 と云って自民党なら良いとも言いにくい現状。
野党になった後も まるで「重箱の隅をつつく」様な動きしか出来ない自民党議員達。当然 此処にも優秀な人材は存在する筈。
我々国民は 「只 黙って税金を払い続けるしかない」という現実にどう立ち向かうべきだろうか。

 改めて考えねばならないのは、我々自身の事。
「名の知れたスポーツ選手」や「TVで顔の知れた美人議員」が多数票を得て当選するという「愚かしい結果」を作り出したのは私達国民自身。
 自分の持つ1票の大切さを 改めて真剣に考えねばならない。

 今、中心に居る「愚かしい政治家達」が 果たして経済を立て直し、国民の幸せを作れるとは考えにくい。
次の衆院選で 私達が 同じ愚行を繰り返さないよう 心に厳しく銘じない限り「日本没落」は目前に迫っている。
 国の向うべき「未来へのヴィジョン」をしっかりと持ち、国民の幸せ実現に取り組む人材だけが集まり 超党派で政治に取り組まない限り 日本の未来は下降するだけ。
 子供たちの顔を眺める度に 不安と絶望感が益々拡大する現在である。