2012年4月17日火曜日


関東では殆どの桜が既に散り、葉桜状態の今。
改めて思うのは何故、これ程までに 桜が私達の関心を 呼び起こさせるのだろうとの想い。

住まい近くにも 年輪を重ねた大木が 道の両側に並ぶ「桜トンネル」が何百メートルと 続く「名所」があります。

ソロソロ満開か、と思われる午後 出かけてみると 既に「やきそば」「綿あめ」等の屋台が何軒も。でも ウイークデーの為か 人影まばら。どの屋台も「手持無沙汰」。
其の日は まだ9分咲きの桜。 ひとひらも散らず 強めの風にもシッカリ花を付けたままで 見事なまでに美しい。
「綺麗」と言うだけでなく、その清楚な華やぎや 何処か控えめな優しさに見とれた金曜日。

そして満開、花見客が群れ集い、大混雑し、騒がしかった日曜日。
 
風に吹かれた花弁が 川面に美しい流れを描いた数日後の板橋、そこへ向かう途中に眺めた 千鳥が淵の見事な姿。更には ミッドタウンの芝生の上を淡いピンクに染めた様子など・・
 満足を超す程に 様々な花模様を眺めた今年。
                                                            
日本人が ことさら桜を愛でるのは 単に「散り際の潔さだけではないのかも・・」

遅れて開いたしだれ桜を眺めながら、潔いと言うより ある種の儚さ、淋しさを感じさせられた 今年の桜でした。