関東では殆どの桜が既に散り、葉桜状態の今。
改めて思うのは何故、これ程までに 桜が私達の関心を 呼び起こさせるのだろうとの想い。
ソロソロ満開か、と思われる午後 出かけてみると 既に「やきそば」「綿あめ」等の屋台が何軒も。でも ウイークデーの為か 人影まばら。どの屋台も「手持無沙汰」。
其の日は まだ9分咲きの桜。 ひとひらも散らず 強めの風にもシッカリ花を付けたままで 見事なまでに美しい。
「綺麗」と言うだけでなく、その清楚な華やぎや 何処か控えめな優しさに見とれた金曜日。
そして満開、花見客が群れ集い、大混雑し、騒がしかった日曜日。
風に吹かれた花弁が 川面に美しい流れを描いた数日後の板橋、そこへ向かう途中に眺めた 千鳥が淵の見事な姿。更には ミッドタウンの芝生の上を淡いピンクに染めた様子など・・
満足を超す程に 様々な花模様を眺めた今年。
日本人が ことさら桜を愛でるのは 単に「散り際の潔さだけではないのかも・・」
遅れて開いたしだれ桜を眺めながら、潔いと言うより ある種の儚さ、淋しさを感じさせられた 今年の桜でした。