2010年4月3日土曜日

不当な「子供手当」

3月26日に成立した「子供手当」支給法案。
子供を持つ家庭にとり、これが助けになる事は良く分る。けれど余りにもその「不当性」が目につき、選挙対策のばら撒き感が大きい。

不当性・例えば外国人への支給。
「日本で働く外国人の子供にも支給」。加えて「親が日本で働き、子供が母国に暮らす場合」にまで 支給されると言う。
日本人の親が外国で働くからと、其の国から日本に住む子供にまで手当てが支給される話など 聞いた事も無い。

一方「外国で働く日本人親の子供が 日本で全寮制学校に暮らす場合は支給無し」。何とも変な話である。

今年度は6月から 毎月半額の1万3千円の支給だが 来年度は其の倍額になる予定。何と今年は1年間に子供(中学生まで)一人に付き 年額15万6千円と言う金額が支払われる。それも日本に居住して居ない外国人の子供にまで。

国に依っては これだけの金額は大人の年収を上回る場合も少なくないと言う。
当然の事だが こうした国から日本に来て働く人々はがっちりと手当取得へと詰めかける筈。
其の整理、証明等の手続きだけでも大変な時間と労力を要する。全ては税金で賄われる訳。

「選挙対策のばら撒き」。選挙に勝ちさえすれば 「後は野となれ山となれ」「選挙に勝つ事が最も大事」と吠える民主党の小沢サンをはじめとする議員達。
財源は全て「国債発行!」。借金を重ねる愚かさと甘さには呆れるばかり。
「その場限りのばら撒きで人気取りを行い 経済を壊したアルゼンチン」等、実例は沢山存在する。
過去の過ちから学ぶ事もせず、ただ政権取得を考えるのではなく「日本の将来のヴィジョンをしっかりと描き 身を捨てる覚悟で政治に取り組んで欲しい」と願うのは国民全てである。