2013年11月13日水曜日

国技館でMAX MARAのショー

 イタリーの 世界の 人気ブランドMAX  MARAが 国技館でショーを行った。
名付けて“MARVELOUS  MAX  MARA  IN  TOKYO

神様の宿る土俵の上に大きなステージを組み、土俵の周りをモデル達が歩く形でのショ―。
神様に敬意を表しながらも、段々状の席には千人を超える観客全てが 作品をしっかりと見えるしつらえの 広い会場。
上を仰げば土俵の屋根、其の上に 歴代横綱達の写真が 会場を見降ろして居る。
正に「これぞ 純日本!!」と言える素晴らしさと広さを持つこの会場!!
「日本の伝統的な競技・相撲の聖地・国技館に敬意を表して選んだ」とか。

所で 私に取り 当日お目に掛りたい人が有った。
それはMAX  MARA社のオーナーであり、現会長であるルイジ・マラモッティ―氏。

かつて ミラノから離れた地の MAX  MARA社に 幾度訪ねたことか・・ 

巨大な歴史的建造物の家(その部屋数、百何十室。モダンアート絵画や美術品で どの部屋も飾られているこの「御城の様な家」にも伺ったし、日常 生活されている御宅にも お食事に招いて頂いたもの。
後でPRの人に聴けば ご自宅にマスコミ人を招くのは私が初めてとか。
何年振りかでお目に掛りたい・・・と願った私だったが 超短期間・超多忙の彼に申し訳ないと思いつつも PRの篠田さんに 御無理なお願いをした私。

 当日国技館に入ると 何とルイジ氏が 入口に立って居られ、にこやかに来て下さったのは驚き!
一瞬に 長い年月は飛んでしまった。
「変わらずに何時もエレガント!!」と イタリア紳士らしい褒め言葉も添えて 懐かしげに話される彼。「貴女は本当の パイオニア!!」と。
昔と 全く変わらず 長身でハンサムな彼 ルイジ・マラモッティ―会長!!
 何とも嬉しい瞬間だった。

 今回の大イヴェントには 「日本上陸25周年」を記念し、同時に銀座3丁目の銀座MAX MARA店(450㎡)のリニューアル・オープン。
更にはこうした事に依り、「日本の方々に 本物のMAX MARAの魅力を体験して欲しい・・」との願いを込められたとか。

 MAX MARAが行う大イヴェントは 数年前の「コ―ト展」以来の事。
彼らの 日本への 強く大きな想いが感じられる。

作品は3部構成。
・春を感じさせる美しい色彩とシンプルなデザインで素材の素晴らしさを実感させながら、ストラヴィンスキーの「春の祭典」をモダンにイメージした作品。
・クラシックとアヴァンギャルドの出会い。新ミニマリストのエレガンスに注目し、モノクロルックでは全身を完璧にコーディネイト。
・イヴニングライン「エレガンテ」。此処には 白、黒 ゴールド等のイヴニングドレスや 新感覚のタキシードなど・・・

そしてフィナーレ。 総勢47名のモデルが着る 白のトップスにMAX MARAらしい 美しいカラ―のロングスカートが ズラリと並ぶ その見事さ!!!

大拍手で終わったショ―の後に 続くパフォーマンスでは 
「現代のビリー ホリデー」「ブルースとジャズの魂を持つ歌手」として知られる英国人パロマ・フェイスの強烈な歌。

夜更けの冷気が 心地良く 何時までも心に残る歓びを味わったこの夜だった。