2012年1月23日月曜日

「ニュージーランドへの旅」  4 政治の良さ



ニュージーランドは日本と同じ 島国です。

その広さは、日本の本州、九州、四国、北海道から 北海道分だけを差し引いた面積と ほぼ同じとか。
人口は 北島、南島と呼ぶ 二つの島に、日本の四国分の人口が住んでいる と考えれば 理解しやすい様です。

当然 一人あたりの専有面積は ゆったりしています。
けれど、この国の住み易さは 単に人口が少ないからという理由だけでは無く、「政治の良さ」に有るようです。

・NETで「世界腐敗認識指数」を検索してみると 政治の良さが 改めて認識出来ます。

 この指数は「公務員、政治家がどの位 腐敗しているか。その度合いを国際比較し 国別ランキングしたもの。
 世界180カ国を対象に 10の機関が調査した 13種類のアンケートの報告書を統計処理して作成されます。

指数CPIは「最も清潔を表す10」から 「最も腐敗している0」の範囲で採点され、トランス ペアレンシー インターナショナル(TI)が1995年以降 毎年発表しています。

これに依ると 2003年以後、毎年 世界第1位の「清潔度」を保持し続けているのが ニュージーランド。

 2011年度の結果を見ると、NZ1位に続き、2位デンマーク、フィンランド等、北欧の国が続き、日本は2009年に17位だったのが、2011年度は14位と 政治、公務員の清潔度は 僅かでも上昇。これだけで「自民より民主が良い」と言い切ることは出来ませんが・・

 その他、ドイツが日本と並んで14位、イギリス16位。
アジアではシンガポールが 日本よりはるか上の5位、香港12位、韓国43位、中国75位。
そしてロシア143位、最下位・182位は北朝鮮とソマリア。

 NZに住む娘がしばしば口にするのは 「税金は決して安くはない。
でも 十分納得できる使い方をしてくれるから、文句はない」という言葉。
 出産から教育その他、毎日の生活の中で感じる税金の使途に「安
心と納得感」を持てる事こそ 国民にとっては 何より大切。

 どこに消えたか不明な税金、愚かさに怒りを感じる大臣や政治家、
己が利益を最優先させ、天下り先を確保する官僚たち・・

 「他の多くの国よりCPIが上」でも NZの住み易さや 政治への信頼性を見た私にとり、日本の政治家、官僚への「不信感」は増すばかり。

本当に困ったものです。