私はラジオ大好き人間。何かしながらでも聞いていられるし 好きな音楽やニュース、興味深い話題も聞かせてくれます。
3・11以来 ラジオが大きく見直されたそうですが、私は震災前からラジオ大好きでした。
そんな私の好みを知ってか知らずか 東京FMからインタヴュー番組への出演を依頼されました。
TFMで 毎週土曜日・朝9時から9時30分まで
ノエビア提供 「Color Of Life」と言う番組。
インタビュアーは 望月理恵さん。
私の出演分は 10月13日から始まり 4回続くそうです。
インタビューして下さった理恵さんは とてもチャーミングで聞き上手。
私も思わず 色々とお喋りしてしまいました。
(写真は望月理恵さんと私)
内容は 「生き方やファッション」がメインで 「自分をより美しく、チャーミングに見せる装いの見つけ方」や「考え方」「世界に通用する生き方」「デザイナーの事」等など。
好きな曲を挟みながら 流れるこの番組。
聴いて下さると幸せです。
質問の中には 私の著作「たたかわない生き方」に関するものも
ありました。
「どうやって戦わないで済ませるのか・・」
当然の質問です。特に現在の 尖閣問題で 強引に所有権を主張する中国の様な相手に対して 「どうやって 戦わずに自国の権利を守るか・・」。
ファッションの世界でも 戦闘的な人々は非常に沢山存在します。
中には 一見 エレガントなマダムが ハンドバッグを振り回して 喧嘩する姿も珍しくない世界なのです。
それも「これは私の席!!」と言うだけで。
何しろ この世界で コレクションの 席位置は重大な意味を
持つのです。
フロントロー 最前列に座れる招待状を 手にする人は 限られています。
2,3列と後方に行く程 重要度が低いとみられるのは当然の事。
もう かなり以前の事でした。
早くから日本でも 大きなビジネスを展開してきた或るブランドのコレクションでの事です。
日本のジャーナリスト達の席は何と 前から6列目が一番良い席、
其の後ろに ズラリ続いているではありませんか!!
私は指定された席には座らず、このブランドのプレス担当重役のマダムを探しました。
彼女に「私は指定の席に座りたくないんだけど・・」と静かに話しました。
不思議そうな顔をする彼女に示したのは 私の招待状の席ナンバー。
彼女の顔色が 変わり「ジュンコ、これは誰かがやった間違いよ!
こんな事、あり得ない。少し待って!!」
やがて彼女は 椅子を1個持って来させ、最上とされる ランウェー正面の端に並べ「此処に座って! 一体だれがこんな事をしたのかしら」と。
座りながら私が言ったのは
「日本人ジャーナリストの席が何処にあるか 貴女は知ってるの? 皆言っているわ。
これから先、このブランドの事は 一切レポートしない と」
コレクションの数日後、其のブランドからは日本人ジャーナリスト全員に丁重なお詫びレターと共に 男性にはネクタイ、女性には 美しい造花ブローチが送られました。
それ以後 日本人全体を 悪い席にまとめる事は ニ度とありませんでした。
一つの例として 私の体験をお話しましたが。
黙っていると 「満足してる」 「当然だと受け入れている」・・
こう考える民族や人は とても多いのが事実です。
正面切って戦うのも一つの方法ですが、戦争になりかねません。
如何にして 戦争せずに自説を通すか。
難しい事ですが 個人も国も 同じ。
外交手腕が求められる現在の 日中、日韓、日ロの領土問題も 同じかもしれません。
さてこんなお喋り、どこまで編集でカットされるか・・
番組を聞かねば 私にもわかりません。
どうぞお確かめ下さい。