2010年12月19日日曜日

フェンディ

フェンディの2011春夏は?

 イタリーの人気老舗「フェンディ」の春夏コレクションは 今の寒さを吹き飛ばす「明るく 開放感溢れるイメージ」一杯です。
 此の冬、ヨーロッパは雪が積もり酷寒。 

それだけに 多くの人びとは 春の光を待ち望んでいる事でしょう。この願いを叶えてくれる作品が コレクションには 沢山詰まってます。

 鮮明な色から 淡くソフトカラーまで 豊かなカラーパレット。
くっきりブルーにグリーン、レッドそして白。その一方では優しいブルーやヴェージュも。

 面白いのは 日本ではあまり使用されていない「うなぎ」の皮をスカートやバッグにも使っている事。これは随分昔から しばしば見られました。染色時に 色が鮮明に出るのが好まれる理由だとか。しかも手触りは心地よくソフト、細い形を繋いで 縞模様を出した皮、腹部分から割く為 縞の中央に盛り上がりが出て、面白い立体感を創って居ます。
 写真の カラフルな2色を 斜め縞風に配したスカートがそれ。バッグにも使用されるなど 情熱的なヴィヴィッドカラーが魅力。
 うなぎを沢山食べる日本では 何故皮を使わないのかしら・・きっと種類が違うのでしょう。

 所で、フェンディといえば、世界一と云われる「毛皮の素晴らしさ」を忘れてはなりません。
 デザインの良さだけでなく、「様々な新テクニック」を常に生みだし、ファーのイメージを大きく変え、大変な影響力を発揮し続けています。
 春夏にも毛皮? 此の涼しげで楽しいストールを見て下さい。
透ける「エアリーなシルクシフォン」に、カラフルなドット柄。 

 何と マルチカラーのミンク・ドットなのです。

 バッグやシューズに時計にサングラス、果てはアイフォンケースまで・・アクセサリーの豊富さには驚きます。
 表参道のフェンディ店だけでなく、全国のお店に揃う此の品々。

 正に 「春夏が待たれる思い」を この実物で楽しみたいものです。